2023 Fiscal Year Research-status Report
光免疫療法による関節リウマチFLSを標的とした新規治療法の開発
Project/Area Number |
22K16704
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
須藤 貴仁 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00769036)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | Photoimmunotherapy / Rheumatoid arthritis / Fibroblast |
Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチにおいて、線維芽細胞様滑膜細胞(FLS)は関節・軟骨破壊に重要な役割を果たしている。活性化したFLSが特異的に発現する抗原をターゲットに、 光免疫療法を適用して活性化FLSを選択的に破壊することを目指す。薬剤副作用の点から治療に難渋していた症例にも適用可能な、より標的を絞った安全な新規 治療法の提案を行う。 実験に必要な試薬、道具の準備、実際のFLS細胞株の入手、細胞株の発育の確認などどは確認した。 今年度は実際にFLSを炎症性サイトカインで刺激し、FLSに特異的なタンパク質の発現をWBでチェックし、FACSでの膜タンパク検出を確認している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
タンパク発現にやや難渋したこと
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Strategy for Future Research Activity |
抗原と蛍光増感剤IR700のconjugate抗体を作成し、FLSに対する選択的殺傷効果を検討する。
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Causes of Carryover |
FACS用の抗体等の購入段階において、納品に時間がかかったこと。 今年度はそれらを用いて膜タンパク検出のための実験を行う予定である。
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