2022 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of correlation between vasectomy and prostate cancer
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22K16821
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
河原 崇司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (40555570)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 前立腺がん / 神経内分泌腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
精管結紮は男性の生殖能力を一時的または永久的に失う手術であり、避妊目的や個人の生活計画に基づいて選択される。日本では一般的ではないものの、米国を含め海外では第一選択の避妊方法である。前立腺がんは男性の前立腺(尿道の周りに位置する臓器)で発生するがんであり、年齢と共に発症するリスクが高まる。精管結紮は避妊手術であり、直接的に前立腺がんの発生リスクを増加させるとは考えられていないものの。精管結紮手術が前立腺がんのリスクに与える影響は、複数の疫学報告で増大することが報告されている。 精管結紮手術と前立腺がんの関連性を今回、前立腺がん発生マウスであるTRAMPマウスを用いて、メカニズム解析することを目標としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
・すでにあるデータを元に、神経内分泌の関与する前立腺がんの進展メカニズムを解析 ・前立腺がんの悪性度との関連を確認 ・マイクロアレイデータは取得済み
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Strategy for Future Research Activity |
・今後、精管結紮の関連遺伝子を解析 ・細胞株での実験を進めていく
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Causes of Carryover |
コロナ関連の学会のWeb参加などの理由により学会参加費が大幅に減った。また、他の研究でのデータベースを用いることで、予算を削減し、次年度以降の基礎実験に予算を回す予定である。
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