2023 Fiscal Year Research-status Report
Comprehensive analysis of endocytosis-related proteins in early embryogenesis
Project/Area Number |
22K16849
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
森田 晶人 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (30897905)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | エンドサイトーシス / 胚 / PKC / トランスフェリン |
Outline of Annual Research Achievements |
1 :クラスリン依存性エンドサイトーシスのどこが障害されると初期胚発生異常が生じるのかを明らかにする バフィロマイシンによって4細胞期、8細胞期で停止することが確認された。これは、エンドサイトーシス阻害剤によって2細胞期で停止するという結果よりも後期であり、エンドサイトーシスによる分解以外の要素の重要性が明らかとなった。 2 :細胞膜タンパク質のエンドサイトーシスに影響を与えるPKCサブタイプの同定 Sotrastaurine, Stauroporine, Ruboxistaurinなどの阻害剤を用いたアッセイを計画したが、予備実験にて、ほとんどの阻害剤が添加時に胚に着色や体積増加などの有害事象を起こすことが確認されたため、siRNAを用いた分子を直接減少させるアプローチに方向転換した。 3 :胚発生におけるエンドサイトーシス活性の視覚化 先に導入し検討した蛍光タグ付きトランスフェリンレセプターによるエンドサイトーシスの可視化について検討し、低侵襲性が確認でき、可視化も成功した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
細胞膜タンパク質のエンドサイトーシスに影響を与えるPKCサブタイプの同定をするにあたり,siRNAを用いた分子を直接減少させるアプローチに方向転換した.そのためsiRNAの導入や予備実験を行うため進行がやや遅れている.
|
Strategy for Future Research Activity |
細胞膜タンパク質のエンドサイトーシスに影響を与える候補因子の同定するため,siRNAを用いた実験を行っていく.
|
Causes of Carryover |
細胞膜タンパク質のエンドサイトーシスに影響を与える候補因子の同定を行う実験手法に変更が生じたため,当初の予定通りの使用額より減少した.次年度使用額を用いて,siRNAの購入やマウスの購入に充てる予定である.
|