2023 Fiscal Year Research-status Report
高リスク加齢黄斑変性に対するブロルシズマブを用いた個別化医療の探求
Project/Area Number |
22K16947
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
菊島 渉 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60791423)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 加齢黄斑変性 / 抗VEGF療法 / ブロルシズマブ / 感受性遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までで対象となる遺伝学的に再発リスクの高い加齢黄斑変性症例の組み入れが完了し、長期経過を観察中である。1年間の短期成績として、次年度の日本眼科学会総会にて発表予定であり、その後に論文投稿を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対象となる高リスク症例の組み入れは完了し、その長期経過を観察中である。短期成績としての解析は終了し次年度4月の日本眼科学会総会で発表予定であり、その後論文化も計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
長期経過のデータ収集が完了次第、最終の解析を行い学会発表、論文発表へと進展させる方針である。最終年度は論文掲載費用やデータ解析に要する機器の購入などを予定している。
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Causes of Carryover |
科研費申請当初、国際学会での発表を計画していたが、COVID-19をめぐる国際状況を鑑みこれを断念した。このため旅費が使用されていないことが一因と考えられる。また遺伝子解析のための試薬消費量に年度ごとのばらつきがあり、当該年度に消耗した試薬が少なかったことも要因の一つであった。次年度には長期解析のための機器および実験試薬の補充、国際学会での発表を計画しており、次年度使用額を経費として使用予定である。
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