2023 Fiscal Year Research-status Report
骨粗鬆症モデルラットへ生体骨アパタイトによる骨造成への挑戦と骨再生材料の開発
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22K17146
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
佐藤 佳奈美 (藤田佳奈美) 日本大学, 松戸歯学部, 専修医 (00801177)
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Project Period (FY) |
2023-01-20 – 2026-03-31
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Keywords | リン酸カルシウム / インプラント / 新生骨 / 骨粗鬆症 / Micro-CT / 表面処理 / 組織学観察 / 骨梁構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はSBMが骨造成材としての有用性を明らかにすることを目的とする。CAD/CAMシステムの応用により欠損に対してSBMを補填材料欠損形態に合わせ、外科手術に応用することを可能にすると考えている。またSBMが補填剤として完全に骨として置き換わり骨再生を可能にすることを明らかにすることを目的としている。将来的にはCAD/CAMシステム法を用いて自己硬化型SBMセメント硬化体ブロックを切削し、外傷や外科手術などで欠損した部位への応用を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、実験によって得られたインプラントを埋入したラットの大腿骨を用いてデータの収集を行っている。 育児休暇より復帰後インプラント埋入により新たに形成された骨の状態を非脱灰標本を用いて顕微鏡観察および、実験で行ったインプラント引き抜き試験や大腿骨破断試験のでデータの統計処理を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
標本製作会社に依頼した非脱灰標本を用いてRAMAN分光分析のイメージング像の分析を行う。RAMAN分光分析にて有機質と無機質の分子含有比率から石灰化の変化をカラー像で表示し観察を行う。さらにMicro-CT撮影画像をTRI/3D Bon BMDソフトにて分析することにより、有機質と無機質の分子含有比率と骨密度の3次元カラー分布を提示することで石灰化度の相関性が明らかにする。 上記の観察結果と引き抜き試験のデータを統合し、論文の執筆を行う予定である
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Causes of Carryover |
AO物品費が予定よりも安価に購入できたため、残額は次年度合わせて使用予定
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