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2022 Fiscal Year Research-status Report

舌痛症の病態とその治療薬としての立効散の効果の検討

Research Project

Project/Area Number 22K17177
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

井村 紘子  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (40755568)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords舌痛症 / 漢方薬 / 病態把握 / 味覚
Outline of Annual Research Achievements

「舌痛症」は舌や口腔粘膜に明確な病変がないにもかかわらず、痛みや灼熱感を生じる慢性疾患と定義されており、口腔内の異常感覚、味覚異常や口腔乾燥感を関連症状として伴うことが多い疾患である。病因については末梢性、中枢性の要因が考えられているが、いまだ解明は進んでおらず、診断方法が確立されていない状況である。また有効である薬物については様々報告があるが、有効である漢方薬についての詳細な検討はされていない。
本研究では、まず診断方法の確立を目指して、舌痛症の病態の詳細な把握を行うとともに、口腔内の疼痛に有効である漢方薬の立効散が舌痛症どのような病態に対して有効であるかを検討し、舌痛症の診断と治療に役立てることを目的としている。
現在は、患者と健常者の比較観察研究の実施段階である。舌痛症患者および健常者において、血液検査、唾液検査に加え、電気味覚の測定、5基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)の味覚閾値およびカプサイシンの検知閾値の部位別測定を行い、健常者と異なる患者の特徴を明らかにする。特に、患部の感覚感受性変化を分析し、末梢神経系の応答特徴を明らかにする。現時点では舌痛症患者へのリクルート、研究環境の構築を行っている。
また、舌痛症治療法としての立効散がどのように使用されているか対象機関へ来院した舌痛症患者の特徴や病態の把握、治療方法(薬物療法や患者指導など)の分析を行うために、症例の集積を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

対象機関へ研究の倫理審査を申請したが、倫理審査の承認が大幅に遅れていたため。

Strategy for Future Research Activity

被験者への積極的なリクルートを行い、症例の集積を行っていく。

Causes of Carryover

前年度に購入予定だった薬品や物品が購入できなかったため、本年度購入予定

URL: 

Published: 2023-12-25  

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