2022 Fiscal Year Research-status Report
血液腫瘍患者の周術期口腔管理時に問題となる急性炎症発症に至る関与因子の検討
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22K17283
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
加藤 翼 東北大学, 大学病院, 医員 (60880565)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 周術期口腔機能管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は当該研究を進めるにあたり最低限必要となるソフトウェア等の物品の購入を行った。当研究はその特性上、人を対象とする研究のため研究倫理審査の通過が不可欠であるため、倫理申請書の作成に取り掛かった。倫理申請にあたり、既知の事実のブラッシュアップを行うため、当研究に関連が強い図書、「造血細胞移植患者の口腔内管理に関する指針 第1版」が発刊されたことから購入した。本指針は本邦にて発行された、造血幹細胞移植患者の口腔内管理に関する初の指針であり、本研究にて明らかにしようとする内容、仮説等の検証に大いに役立つものであった。本指針においても造血幹細胞移植が予定されている患者については、「移植前に歯科医師が歯性感染巣の評価を行い、可能な限りその除去あるいは現象を目的とした治療を行う。」ことが推奨事項として明記されていた。一方で造血幹細胞移植前の歯科治療が患者10,000人のうち18人の死亡を防ぎ、全身性感染症が約1/3に減少したことが報告されているもの、同分析に用いることができた論文は限られていることも明記されていた。また、具体的にどの程度であれば処置対象の歯性感染症と判定するかについては明記されるに至っておらず、当研究で明らかにしようとすることは、今後の当該指針が改訂されるにあたり必要な内容となりうると考えられた。現在倫理申請手続き中であり、研究全体の進捗には大きな影響はない。令和5年度中に倫理審査通過と患者選定に入る予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理申請に手間取り、当初予定より研究倫理審査の通過が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度(令和5年度)内に研究里倫理審査を通過し、研究データの取得を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
倫理申請の通過後でなければ、実施できない研究であり、その前に高額な物品等を購入することは経費の不正使用に当たる可能性があると考えたため、高額な物品等の購入は見送ったため、次年度使用額が生じた。本年度中に倫理申請を通過させ、その後に情報処理用のパソコン等、高額な物品の購入に使用する予定である。
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