2022 Fiscal Year Research-status Report
遠隔画像撮像システムの確立による超早期臨床法医学的虐待医学評価
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22K17300
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
齋藤 直樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10733868)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 臨床法医学 / 児童虐待 / 遠隔画像撮像 / 虐待医学評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究協力施設である児童相談所(以下、児相)を要する千葉県また千葉市とキックオフミーティングを行い、研究参加の意志と研究内容・方針を確認した。 研究資材に関しては、研究結果解析に用いるPC、虐待診療に関わる専門書籍の購入、画像撮像に用いるデジタルカメラの購入を行った。さらに、被虐待児の画像撮像方法のオリエンテーション資料として動画制作を外部に発注し、作製した。2022年度の予算では遠隔画像撮像システムにおける通信環境(タブレット・SIM)を整えるまでには至らず、2023年度の予算で購入し、各児相に配布を行う予定である。 システム導入前後における質的評価を行うための質問票に関しては児相職員用と法医学者用の双方は完成しておらず、2023年度の完成を目指す。 質問票の完成と通信環境の調整ができ次第、事例登録を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究資材に関しては、研究結果解析に用いるPC、虐待診療に関わる専門書籍の購入、画像撮像に用いるデジタルカメラの購入を行った。さらに、被虐待児の画像撮像方法のオリエンテーション資料として動画制作を外部に発注し、作製した。一方、2022年度の予算では遠隔画像撮像システムにおける通信環境(タブレット・SIM)を整えるまでには至らず、2023年度の予算で購入し、各児相に配布を行う予定である。 システム導入前後における質的評価を行うための質問票に関しては児相職員用と法医学者用の双方ともに完成していない。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は不足している通信環境資材(タブレット・SIM)の購入を行い、遠隔画像撮像システムの確立を行う。 質的評価に必要な質問票に関しては早急に完成を目指す。 上記完成次第、遠隔画像撮像システムの試験運用を始めて、各児相からの事例登録を開始していく。 各事例に関して、児相職員への質問票評価を行い、最終年度までに統計解析を行うことで有用性を評価する。 同様に法医学者への質問票評価を行い、最終年度までに統計解析を行うことで有用性を評価する。
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Causes of Carryover |
2022年度予算では必要物品をすべて購入するに至らず、2023年度以降に購入を行う必要があるため。
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