2023 Fiscal Year Research-status Report
医療用ビッグデータを用いた大腸癌予防のための適切な大腸内視鏡検査間隔の検討
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22K17398
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
本田 宗倫 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (70895002)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 大腸内視鏡検査 / JMDC / レセプトデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,全国規模のレセプトベースのデータベースを基に本邦における全国的な大腸内視鏡検査状況を評価し、大腸内視鏡検査後に発見される大腸癌(PCCRC:post-colonoscopy colorectal cancer)の現状およびその発生に関わる要因を明らかにすることを目的としている。本研究では大規模な症例数を含むレセプトデータを用いて内視鏡検査およびPCCRC発生の全国的な現状を把握し、評価することで新たなエビデンスを得ることを主眼とした。 一方、大腸内視鏡検査や大腸内視鏡治療の頻度により検査後の大腸癌発生に影響がでてくるため、本研究では症例毎に大腸内視鏡検査・治療歴を経時的に追跡することが重要である。そのため、異なる病院での内視鏡検査・治療も追跡可能なデータベースを用いること必要であり、本研究では株式会社JMDCの提供する保険者ベースのデータを用いることとした。 研究初年度に、レセプトデータを利用するためにJMDCとのデータ使用契約を締結した。また、本研究に関する倫理審査についても所属する施設で申請を行い、研究実施に向けての準備を整えた。2年目には、研究実施計画に基づいたデータをJMDCより受領し取得した。今後は取得したデータをもとにデータ解析を実施し研究報告を実施していく方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
JMDCからのデータ抽出を完了し、解析の段階に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に基づいてデータ解析を実施し研究結果を注意深く解釈したうえで、論文として報告していく予定である。
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Causes of Carryover |
取得したデータ解析を実施するためのデバイスや研究結果を報告するための費用を要するため。
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