2022 Fiscal Year Research-status Report
DX推進に基づくフィジカルアセスメントの能動的学修教材の学修過程・成果の可視化
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22K17431
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
浦中 桂一 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (00776859)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | フィジカルアセスメント / アクティブ・ラーニング / 高度実践看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に基づく高度実践看護師(診療看護師:NP)養成課程におけるフィジカルアセスメント能力強化のための能動的学修教材を開発し、NP学生の学修過程および成果を可視化し、評価することである。
2022年度は、NPの臨床推論思考に基づくフィジカルアセスメントの視点を明らかにするため、NP養成課程におけるフィジカルアセスメント教育や海外のNurse Practitionerのフィジカルアセスメント実践に関する文献を調査した。フィジカルアセスメントを担当する診療看護師(NP)とフィジカルアセスメントの授業で必須の器官系統や症状、徴候について検討した。また、診療看護師としての臨床現場や実習において必要となる身体診察の手技や手順、考え方の教授について意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は診療看護師(NP)を対象に患者のフィジカルアセスメントの視点についてインタビューし、概念を明確化することを目的としていたが、COVID-19感染状況により研究対象者の確保および時間調整に制約がかかり実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、NP養成課程におけるフィジカルアセスメント教育や海外のNurse Practitionerのフィジカルアセスメント実践に関する文献の知見と診療看護師(NP)とフィジカルアセスメントの授業で必要となる手技や考え方の教授について行った意見交換内容を基に、事例や教材内容、対面およびバーチャルによる視覚・聴覚に訴えるデジタル化動画教材を作成して、学生の学修過程・成果の可視化できる学修基盤構築に向ける。
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Causes of Carryover |
NPを対象に患者のフィジカルアセスメントの視点についてインタビューが進まず、文献収集や検討にとどまったため、残金となった。 2023年度は、フィジカルアセスメントを担当する診療看護師(NP)の教員と協議して、臨床における経験症例から学修すべきフィジカルイグザミネーションおよび思考過程について決定する。先行研究等も参考にして、必要な学習教材の購入およびデジタル化動画教材や触覚を再現した身体シミュレータを作成費用に充てることを計画している。
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Research Products
(2 results)