2022 Fiscal Year Research-status Report
高齢心不全患者の在宅での心不全進行予防のための予防的療養生活支援の検討
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22K17433
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Research Institution | Toyohashi Sozo University |
Principal Investigator |
井上 直子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 講師 (60609270)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 心不全発症リスクステージ / 進行予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、心不全発症リスクステージにある在宅患者とその家族が心不全の進行予防を長期間継続的に行えること、また、その予防行動に医療従事者が支援できることを探索することを目的にしている。 研究期間は2022年度から2023年度の2年間を予定しており、2022年度はリスクステージにある患者と家族に予防行動として行っていること、また予防行動をとるにあたって影響している要因をインタビューする予定としていた。インタビュー準備をする過程で現在開発されているスマートフォンのアプリを用いた心不全管理・予防と地域医療連携に関する情報収集を行い、現状の把握に努めた。入院を経験しているステージCの患者は取り組みがされていることが分かったが、その前段階からの取り組みはまだ活発ではないことが確認できた。 まず、患者と家族のインタビュー前に訪問看護ステーションの看護師にインタビューを実施し、リスクステージにある心不全患者の実際と看護を明らかにすることを試みた。インタビューの結果、心不全リスクステージの患者は医療機関へのアクセスは少なく、心不全のために訪問看護ステーションを利用することもないこと、看護師の看護経験としてもステージの進んだ看護は豊富であるが、リスクステージの看護は少ないことがはっきりした。当初は、患者と家族を循環器外来に通院中の方から選出しようと考えていたが、困難そうであることが予想された。 そのため、患者・家族の対象者の選出は、生活習慣病予防教室や高血圧治療、高脂血症治療で通院している方に変更することが望ましいと考え、インタビューの対象者や内容を再検討することにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予定していた患者と家族へのインタビューの前に実施した訪問看護師へのインタビューの結果、心不全リスクステージの患者は医療機関へのアクセスは少なく、心不全のために訪問看護ステーションを利用することもないこと、看護師の看護経験としてもステージの進んだ看護は豊富であるが、リスクステージの看護は少ないことがはっきりした。 当初、予定していたインタビューする患者と家族の選出方法では目的とする結果を得ることが難しそうだと考えられ、患者・家族、看護師の対象者の選出とインタビュー内容を再検討することにしたため。新たなインタビュー対象者とインタビュー内容の検討に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー対象者を、リスクステージにある患者とその家族とするが、自分自身が心不全のリスクがあることを意識できていること、何らかの予防の必要性を自覚している方に加えて、リスクステージを経験した患者と家族にも広げる。また、看護師は病院や訪問看護ステーションでの経験だけでなく、予防に関する保健指導を経験している看護師に範囲を広げることとする。 インタビュー対象者の条件を再検討し対象範囲を広げることで、進行予防行動についてのインタビューがよりできるようになると考えられる。また、インタビューはスノボール方式も取り入れる。これらの対応をして今後の研究を遂行することとする。
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Causes of Carryover |
計画していたインタビューが実施できていないため、旅費およびインタビュー謝金が未使用であるため。次年度に遅れて実施する予定である。
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