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2022 Fiscal Year Research-status Report

新たな廃用症候群予防にむけた生理学的根拠の構築と用手的微振動の臨床応用

Research Project

Project/Area Number 22K17463
Research InstitutionTenri Health Care University

Principal Investigator

東 真理  天理医療大学, 医療学部, 准教授 (30771612)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Keywords廃用症候群 / 用手微振動 / 脳血流量
Outline of Annual Research Achievements

廃用症候群はひとたび起こすと回復に時間がかかるばかりかさらなる廃用を引き起こす。本研究の目的は、廃用症候群を予防する可能性のある用手的な微振動が生体に与える影響を検証し、評価指標の構築と、有効性と安全性のある看護ケアを構築することである。
現在までの調査で得られた知見は以下の4点である。①用手微振動に関する文献調査で、臨床現場での活用はされているものの症例報告がほとんどであり、この手技の実態は明らかになっていない。これを踏まえ、②看護師の手の使い方を圧力センサーと加速度センサーを用いて可視化した。③さらにこの手技をつかうポイントを看護師のインタビューから明らかにした。④そして、用手微振動が与える影響について、筋硬度と皮膚血流量および循環動態の変化を捉えた。その結果、循環動態は変化がないが、筋硬度の低下と皮膚血流量の増加を確認した。
臨床ではすでに廃用症候群をおこした患者に対して用いられているが、ゆくゆくは、廃用症候群の予防に活用していく。つまり急性期の段階にある患者に対して行い、回復促進を目指す。今後は、生理学的変化の定量的な測定を行うことが鍵である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2022年度は、新たな生理学的指標を解明するための機器の選定と機器を用いた事前テストを行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響し研究活動以外のエフォート率が著しく高くなり、本研究に割ける時間が大幅に減少した。その選定が遅れたことに加えて、機器を用いた事前テストを実施する際に、新型コロナウイルス感染症の拡大により、病院への立ち入りが制限されており、実現可能なテストには至らなかった。

Strategy for Future Research Activity

2023年度は、機器の選定にあたり、関連する文献を収集し検討を重ね、測定の手順を確認する。特に計測する条件や方法、それぞれの特性の理解と手順の確認を行いスムーズに事前テスト実施できるように順を行うよう計画を修正する。

Causes of Carryover

予定していた学会がリモート開催となり、研究者同士の意見交換ができなかった。2022年に予定していたものを2023に実施する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 用手微振動における筋硬度と皮膚血流量への影響2022

    • Author(s)
      東真理,赤澤千春
    • Organizer
      日本看護研究学会第48回学術集会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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