2023 Fiscal Year Research-status Report
小児慢性疾患患者における成人移行期支援の長期的効果と移行プロセスの関連要因の解明
Project/Area Number |
22K17487
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森崎 真由美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20846331)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 小児慢性疾患 / 成人移行期支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
成人移行期支援の実施状況、地域や病院の類型ごとの特性を明らかにすることを目的とした、全国実態調査を実施した。852か所の小児医療を担う医療施設に調査依頼を配布し、187施設の看護師、156施設の医師より回答を得ている。調査票では、施設に関する情報として、施設の類型、ベッド数、地域等について尋ねている。移行期支援の実態としては、施設で実施している成人移行期支援の状況や内容等について尋ねている。加えて、回答者の、成人移行期支援に対する認識や認知、成人移行を阻害・促進する要因等についても尋ねている。現在も調査継続中であるため、調査期間が終了次第分析を開始する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
おおむね順調に進んでいるものの、全国実態調査の実施準備に時間を要したことで、やや遅れをとっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
成人移行期支援の全国実態調査の結果を踏まえ、目的2に掲げる、移行準備性の掲示的変化と関連要因、以降の達成に対する促進・阻害要因、成人移行期支援介入を受けた後の患者アウトカムの変化を明らかにするための研究を開始する。R6年7月頃より目的2の研究を開始できるよう準備を進める。
|
Causes of Carryover |
進行がやや遅れており、目的2相当する調査の実施が2024年度にずれ込んでしまったため、次年度使用額が生じたと考えられる。
|