2023 Fiscal Year Research-status Report
生殖補助医療による女性ホルモン変動落差に伴う健康状態とヘルスリテラシーの関連
Project/Area Number |
22K17501
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
嶋 雅代 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50633385)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 生殖補助医療 / 不妊症-女性 / ヘルスリテラシー / 月経前不快気分障害 / 女性の健康 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、40歳以上の高年女性を対象に、生殖補助医療(Assisted Reproductive Technology:以下ART)に伴う女性ホルモン変動落差による更年期様症状を含む心身の健康状態とへルスリテラシーの関連を明らかにしたうえで、ARTによる女性ホルモン変動落差に関連する心身への健康支援プログラムを構築し、臨床的有用性を検証することである。 前年度に引き続き、今年度も研究協力の内諾が得られている4施設との調整、および研究協力施設と関係性のある施設においても研究協力の打診をしており、調整を行っているところである。また、先行研究で明らかになった課題をもとに、ART受療中の更年期様症状や月経前不快症状について文献レビューを行っている。これらの結果をもとに、量的調査の質問紙の作成を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度は、2022年から生殖補助医療の保険適用が開始されたことにともない患者数が著しく増加した施設が多く、施設側との調整に時間がかかっている。施設の状況が落ち着けば研究協力は可能であるとの回答を得られている施設もあることから、引き続き調整を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力施設の状況を伺いながら、施設側の負担が最小限となるよう調査方法や調査時期などについて調整し、研究を進める予定である。 ART受療中の女性における心身に生じる症状について先行研究をもとに文献レビューを行い、質問紙の作成を行う。
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Causes of Carryover |
旅費については国内外で開催された学術集会がオンラインとなったため、費用を使用しなかった。今後は質問紙の印刷、研究協力施設や協力者への謝金、研究協力施設への郵送費、国際学会への参加費および旅費を使用する予定である。
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