2023 Fiscal Year Research-status Report
レビー小体型認知症者と家族の困難を改善する包括的訪問看護モデルの開発
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22K17516
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
湯本 晶代 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (10825037)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | レビー小体型認知症 / 訪問看護 / ケアモデル / 家族介護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、レビー小体型認知症(DLB)療養者と家族が心身ともに安定した状態で望む限り在宅生活を継続することを目指す「DLB療養者と家族の困難を改善する包括的訪問看護モデル」を開発し、内容妥当性と有効性を検証することである。作成する訪問看護モデルは、申請者がこれまでに作成したDLB療養者本人へのケアに焦点をあてた訪問看護モデルを、家族支援の視点で補完する位置づけとなる。 現在、研究1「DLB療養者と家族の困難を改善する包括的訪問看護モデル」の作成および内容妥当性の検証に取り組んでいる。 今年度は、対象範囲を広げて追加の文献検討を行い、先行研究のデータの二次分析と併せて、DLB療養者の家族介護者が経験する日常生活上の困難の抽出を行った。DLB療養者の家族介護者へのインタビューに着手予定であったが、今年度は対象者へのアクセスに難渋したため、次年度はアクセス方法を再検討し、インタビュー調査を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
DLB療養者の家族介護者へのインタビューに着手予定であったが、今年度は対象者へのアクセスに難渋し着手することができなかった。そのため、やや遅れている、と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
効果的なインタビュー調査を行うことが出来るよう、文献検討および先行研究の二次分析よりインタビューガイドの作成を進める。また、レビー小体型認知症療養者へのご家族へのアクセス方法を再検討し、研究対象者の協力依頼を得てインタビュー調査を進める。
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Causes of Carryover |
インタビュー調査のリクルートが予定通りに進められなかったため、予定通りに予算を執行することが出来なかった。次年度はリクルート方法を変更し、調査を進めていく。また、研究成果の公表のための旅費にも使用していく予定である。
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