2023 Fiscal Year Research-status Report
全身振動を用いた高齢者の腰痛に対する新たな運動プログラムの確立
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22K17543
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Research Institution | Hokuriku University |
Principal Investigator |
宮地 諒 北陸大学, 医療保健学部, 講師 (50847001)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 腰痛 / 高齢者 / 全身振動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域在住高齢者の腰痛に対して、体幹筋の活性化や固有感覚に有効である全身振動を用いたトレーニングを行い、腰痛改善に対する効果の検証を目的としている。 2023年度は、若年者に対して4週間の全身振動を用いた体幹トレーニングの効果検証(無作為化比較試験)、腰痛と関連の深い腰部の運動制御に対する効果を検証した。その結果、全身振動を用いた体幹トレーニングは、腰部運動を減少させる効果があることを明らかにした。その結果を報告するために、学術大会の演題登録や英語論文の投稿を行った。また、上記実験によって得られたデータを踏まえ、地域在住高齢者の腰痛に対する全身振動を用いた体幹トレーニングの効果を検証するためのプロトコルの作成を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高齢者に対する介入研究は実施できていないものの、若年者を対象とした予備的な介入を行い、研究課題のプロトコルの作成・修正が実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
腰痛を有する高齢者に対する介入研究の実施に向けて、プロトコル修正の継続、予備実験を行う。
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Causes of Carryover |
消耗品の購入および学術大会参加費(旅費を含む)、論文投稿料などが発生するため。
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