2022 Fiscal Year Research-status Report
働きながら認知症のある人を介護するための「介護の準備性」向上プログラム構築と評価
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22K17548
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
目 麻里子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (60804309)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 介護離職 / ワーク・ライフ・バランス / 職場風土 / 家族介護者 / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、認知症のある人の介護が必要となった際、自身の生活の軸を保ちながら就業を継続しつつ介護ができる社会の実現をゴールに据え、介護が必要となる前から、「介護の準備性」を高めるe-learningプログラムの開発と実装、評価することを目的としている。
今年度は、文献レビュー、医療福祉職者へのインタビュー、e-learningプログラムコンテンツの作成を行う予定であった。 今年度の成果として、文献レビューと研究の実施に向けた研究倫理申請、居宅介護支援専門員へのインタビュー、プログラムのコンテンツの1つであるショートムービーを作成した。ショートムービーは、これまで認知症のある方を介護しながら就労されている方に対するヒアリングから得られた彼(女)らの経験をもとに制作し、仕事を継続しているバージョン・離職に至るバージョンの2パターンを作成した。またプログラムにおける知識提供として、「介護と仕事の両立について」「介護に関する知識」「職場での対応方法」の資料の作成を行った。 来年度は作成した資料をデザイナーに委託して資料の洗練を行う。また、文献レビューの結果を踏まえ、アウトカム指標の検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
e-learningプログラムの構築に向け、コンテンツの作成は完了したため。今後、飽きずにプログラムを受講できるように、デザインの検討を行っていく。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、e-learningプログラムの完成に向けて取り組んでいく。
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Causes of Carryover |
今年度は打ち合わせが中心であったため、e-learningシステムにかかる費用は生じず、来年度から発生するため。
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