2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a simple, quantitative diaphragm function assessment scale for the elderly living in the community.
Project/Area Number |
22K17560
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
田代 大祐 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (90806340)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 横隔膜 / 腹壁運動 / 高齢者 / 呼吸筋 / フレイル / サルコペニア |
Outline of Annual Research Achievements |
内容 本研究は,この腹部隆起量測定の有効性と臨床指標との関連を検証することである.これにより簡便で定量的な呼吸筋評価方法を構築することができ,新たな介入効果判定の指標となることが期待できる.現在、腹部隆起量を測定する機器であるAbdominal Excursion Measuring Device:AEMDを開発し、健常成人男性のデータ収集後のデータ解析・論文執筆を行っている。
意義・重要性 解析結果よりAEMDは高い信頼性のある計測が可能であり、腹部隆起量(AE-max:Maximum Abdominal Excursion)は呼吸筋力を推定する数値として高い妥当性を有していることが明らかになった。それをうけて現在、フェイズ2の研究として高齢者を対象としたAE-maxの基礎データ収集およびAE-maxのフレイルやサルコペニアとの関連を検証すべく調査準備を進めている。これが明確になれば簡便で、定量的な呼吸筋評価が可能となり、介護予防効果を呼吸という観点から検証することが可能になることが期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集が予定より短期間で終了したため
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Strategy for Future Research Activity |
データ解析後、学会発表、論文投稿に移る。
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Causes of Carryover |
次年度はデータ解析、学会発表、論文投稿に経費を必要とするため、次年度使用額が生じた。具体的な使用計画は以下の通りである。 データ解析:参考書 学会発表:旅費 論文投稿:校正費、投稿料
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