2022 Fiscal Year Research-status Report
咽頭刺激による糖代謝調節の解明;オーラルフレイル予防の重要性に寄与する基礎的研究
Project/Area Number |
22K17562
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
飯村 佳織 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60815364)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
Keywords | 咽頭刺激 / 糖代謝 / オーラルフレイル / 甲状腺ホルモン / 基礎研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
最近、基礎研究において咽頭への刺激が甲状腺ホルモンの分泌を促進すること明らかにした。食事などにより日々刺激されている咽頭であるが、咽頭刺激によって分泌される甲状腺ホルモンがどのような役割を担っているのかその生理学的意義を明らかにすることは、新たな視点からオーラルフレイル予防の重要性を示すことに繋がると考えた。 私たちは咽頭刺激による甲状腺ホルモン分泌が食後の円滑な糖代謝調節に潜在的に役立っていると仮説を立て、それを麻酔下動物をもちいて明らかにすることを目的とした。そのために初年度はまず、糖負荷時の血糖の変化に咽頭刺激が与える影響を明らかにする目的で、麻酔下動物を用いて糖負荷試験にて糖負荷後の血糖値を経時的に観察し、咽頭刺激の有無で経時的変化を比較する予定であった。しかしながら、研究代表者の産後および育児休業取得により研究を中断した。そのため、今年度の研究実績はなしとなった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
産後および育児休業取得のため。
|
Strategy for Future Research Activity |
産休育休からの復帰後、当初の研究計画の内容を実施する。
|
Causes of Carryover |
研究代表者が産後および育児休業取得により研究を中断したため、使用する予定の消耗品の購入や、学会参加などができなかったため次年度使用額が発生した。復帰後に当初の研究計画の内容を実施するために使用する。
|