2022 Fiscal Year Research-status Report
脳卒中者の運動機能障害評価における姿勢推定技術の実用可能性検討
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22K17579
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
吉田 太樹 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (90880823)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 動作分析 / 定量化 / 機器開発 / 活動量 / 運動麻痺 |
Outline of Annual Research Achievements |
リハビリテーション医療における,脳卒中後運動麻痺の評価方法は医療者の視診による主観的な順序尺度によって実施されている.そのため,評価者により結果のばらつきが大きく,正しく測定が実施できていないことや,細かな運動機能障害が改善の変化を捉えられていない可能性がある.本研究では,タブレット端末と姿勢推定技術や慣性センサーなどのセンサー技術を用いて,脳卒中後運動麻痺を簡便な手法で定量的に測定できる機器を開発し実用可能性を検討することを最終的な目的とする. 初年度には,予備的な検討として姿勢推定技術を用いた手指動作解析と,対象者の動作を簡便に計測することを目的としたタブレット端末アプリケーションおよびIMUセンサーの開発,起立着座動作の回数と動作のエラーを自動的に測定し対象者にフィードバックを実施するアプリーケーションの開発を主に実施した. その結果,手指動作のような巧緻性が高い動作については平面画像の分析技術のみではなく,深度センサー等の技術を用いることにより,より精緻な分析が見込めることが確認された.また,IMUセンサーを用いた検討では,リハビリテーション訓練にて頻繁に実施される起立着座動作におけるフィードバックや,単関節の関節可動域測定に活用できる可能性があることが示された. 次年度以降も,データ計測および機器開発を継続し,活動量や身体動作の定量的な計測に向けた検証を進めていく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
センサー技術および画像を用いた姿勢推定技術開発を関連企業の協力を得ながら実施しているが,新型コロナウィルス感染症の拡大の影響もあり,開発工程に若干の遅れが生じたたため.
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Strategy for Future Research Activity |
関連企業との協議の結果,まずはIMUセンサーを用いた活動量測定アプリケーション,身体動作測定アプリケーションの開発を実施する予定である.その後,適宜進捗状況に応じて,姿勢推定技術を活用した動作分析アプリケーションおよび脳卒中片麻痺者の運動麻痺定量化に向けたアプリケーション開発を実施する予定である.そのため,当初予定していた計画を変更しつつ予算を執行する予定である.
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Causes of Carryover |
当初予定では,姿勢推定技術を用いた動作分析アプリケーション開発を実施する予定であったが,IMUセンサー技術を用いた動作分析アプリケーション開発をまず実施し,その後適宜姿勢推定技術を用いたアプリケーションの開発をすすめる方針となったため,予算執行に変更が生じた.
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Research Products
(2 results)