2022 Fiscal Year Research-status Report
超音波診断装置を用いた膝蓋下脂肪体の機能的評価方法の確立
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22K17614
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
高橋 裕子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 助教 (50758836)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 膝蓋下脂肪体 / 超音波診断装置 |
Outline of Annual Research Achievements |
超音波診断装置を用いた膝蓋下脂肪体の機能的評価方法の課題について、所属研究機関内での予備検討、先行文献検索、関連学会参加による最新知見の獲得を中心に研究を進めている。膝蓋下脂肪体の動的評価は臨床的には観察されているものの定量的な評価方法は確立されていない。膝蓋下脂肪体の柔軟性・動態評価の妥当性・信頼性の検証を健常若年成人を中心に継続し、実際の測定方法の決定、出力される値の取り扱い方法の検討を進めている。さらに膝蓋下脂肪体の測定について検者内/検者看信頼性の検証も同時に進めている。 感染状況の収束に伴い地域高齢者や病院での測定を予定していたが、計画通りに進めることができていない。令和5年5月以降、地域高齢者を対象とした膝蓋下脂肪体の柔軟性評価、動態評価と疼痛誘発動作や身体機能との関連について検討・研究測定を進める予定としており、行政や協力組織とミーティングを行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響を受け、所属研究機関では接触を伴う研究測定の自粛が求められ、地域高齢者や病院での測定はキャンセルとなり計画通りの研究進行が妨げられている。令和5年5月以降、翌年度以降の再調整となっている。 また、膝蓋下脂肪体のMRIによる観察(妥当性の検討)に協力予定であった医師が体調不良により困難となり妥当性の検討については新しい方向性を模索している。研究の進行は困難な期間は文献検索、予備検討を重ね、測定可能となったタイミングで開始できるよう準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度はまず膝蓋下脂肪体の柔軟性・動態評価の妥当性・信頼性の検証を健常若年成人を中心に継続し、実際の測定方法の決定、出力される値の取り扱い方法の検討を進める。さらに令和5年5月以降、地域高齢者を対象とした膝蓋下脂肪体の柔軟性評価、動態評価と疼痛誘発動作や身体機能との関連について検討・研究測定を進める予定としており、行政や協力組織とミーティングを行っている。 また、膝蓋下脂肪体のMRIによる観察(妥当性の検討)に協力予定であった医師が体調不良により困難となり妥当性の検討については新しい方向性を模索している。研究の進行は困難な期間は文献検索、予備検討を重ね、測定可能となったタイミングで開始できるよう準備を進めている。
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Causes of Carryover |
研究協力者をリクルートした研究測定を令和4年度は実行することができなかったため、予算上記載した被験者50名分への謝金、測定協力者への謝金となる人件費、謝金が発生していない。想定し購入予定であったエラストグラフィー画像解析プログラムは妥当性が低く設備備品としての購入に至っていない。エラストグラフィーを使用した組織柔軟性評価や前述した研究協力者を対象とした測定は令和5年5月以降に進めるため、繰越で使用したい。
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