2022 Fiscal Year Research-status Report
The effects of distance and different conditions on eye movements of patients with unilateral spatial neglect during visual search
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22K17666
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Research Institution | Okayama Healthcare Professional University |
Principal Investigator |
田村 正樹 岡山医療専門職大学, 健康科学部 理学療法学科, 助教 (60884666)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 半側空間無視 / 眼球運動 / 遠位空間 / 近位空間 / 視覚探索 |
Outline of Annual Research Achievements |
半側空間無視患者の眼球運動に関する先行研究では、遠位空間(手の届かない空間範囲)と近位空間(手の届く空間範囲)の違いや、遠位空間における検査時と自由視覚探索時の違いは明らかにされていない。そのため、半側空間無視の要因を特定することはリハビリテーションの介入指針を立てる上で非常に重要である。本研究では視覚探索時における距離と条件の違いが半側空間無視患者の眼球運動に及ぼす影響をアイトラッカー(眼球運動測定機器)を用いて検証し、遠位空間の半側空間無視に対する評価法や治療法の意義を明らかにすることを目的とする。 本研究で使用するアイトラッカーは、業者から説明を受け、研究内容に沿った環境下で導入可能なことを確認した上で2022年9月に発注した。本研究についての倫理審査の承認は、2023年1月に所属機関、同年2月に研究協力機関で得ている。本研究では、パソコン画面とスクリーンを使用して画像を提示し、その際の眼球運動の違いを解析することを目的としているため、実験環境の調整や確認を行った。現在の実験環境は実施可能な段階にある。しかしながら、現在、提示する画像の選定や、画像の編集方法を検討している段階であり、研究開始前の計画として掲げていた半側空間無視あり群と半側空間無視なし群、健常対照群におけるデータ収集には至っていない。 今後の研究の展開として、提示する画像の選定と画像の編集を2023年6月末までに完了、健常者での実施確認を2023年7月末までに完了、2023年8月中には研究使用機器の搬送と研究協力機関で研究説明会を実施する方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
提示する画像の選定や、画像の編集方法の検討に時間を要しており、初年度に掲げた目標よりも遅れている。加えて、COVID-19の影響により進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
提示する画像の選定と画像の編集を2023年6月末までに完了、健常者での実施確認を2023年7月末までに完了、2023年8月中には研究使用機器の搬送と研究協力機関で研究説明会を実施する方針である。2023年9月以降は、随時、データ収集を行う。一定数のデータが収集できれば、途中経過を学会発表等で公表していく。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、進捗が遅れたことによって研究協力機関での研究打ち合わせが実施できなかったためである。次年度使用計画はアイトラッカーの購入(未払い分)と、研究打ち合わせの旅費で使用する予定である。
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