2023 Fiscal Year Research-status Report
サッカー選手の非意識的反応に関する認知行動学的研究
Project/Area Number |
22K17725
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
松竹 貴大 大阪公立大学, 都市健康・スポーツ研究センター, 助教 (90737074)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サッカー / 情報処理 / 非意識的反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,研究課題Ⅰとして熟達したサッカー選手の感覚信号に対する迅速な行動(運動・反応)が,意識として脳が評価するよりも前に起こり得る反応であるのか明らかにすることを目的とした.今年度は全国大会出場レベルの高スキル群7人,サッカー経験者の低スキル群7人とサッカー未経験者7人の計21人を対象にサッカーのパス選択場面を想定したGo/No-go課題を実施した際の脳波を測定したデータの分析を行い,パス選択の場面で速く安定した反応をするためには,より強い反応を抑制する神経活動が必要であることを明らかにした.これらの研究成果をWorld Congress on Science and Football 2023,日本スポーツ心理学会での発表および「Brain Sciences」へ論文を掲載することができた.また,研究課題Ⅱについては全ての測定が実施できていないため,次年度は引き続き測定を実施する必要がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度、予定していた成果の発表としてWorld Congress on Science and Football 2023,日本スポーツ心理学会での口頭発表および「Brain Sciences」へ論文を掲載することができた.また,研究課題Ⅱの測定については,10名/30名の測定が完了しており,次年度残り20名の測定を実施する必要がある.
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Strategy for Future Research Activity |
研究課題Ⅱである感覚信号に対する迅速な行動(運動・反応)に,運動強度の違いが影響を及ぼすのかを明らかにするための実験を実施する予定である(残り20名).データ解析等行った後に研究成果を国内学会にて発表を行い、学術誌へ論文を投稿する.
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Causes of Carryover |
予定していた実験がすべて実施できず謝金の支払いができなかったため,次年度使用額が生じた。当該助成金は,次年度の謝金として使用する。
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