2022 Fiscal Year Research-status Report
アキレス腱傷害の予防に向けた研究―剣道競技者の断裂・痛みと変性の関連について―
Project/Area Number |
22K17731
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
廣野 準一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50612470)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | achilles tendon / tendinopathy / 超音波 / スポーツ外傷・障害 / 剣道 |
Outline of Annual Research Achievements |
アキレス腱傷害(断裂や痛み)は重篤で悩ましいスポーツ傷害であるが、発生要因や予防法については明らかでない。断裂した腱には変性が起こっていたとされるが、断裂前の変性の有無や、変性と痛みの関連など不明な点が多い。本研究では、若年の剣道競技者におけるアキレス腱の①変性の有無が断裂の発生因子となりうるか、②変性と痛みの関連性、③断裂や痛みが起こる前の兆候について明らかにすることを目的とした。 本年度は、超音波測定装置を用いた腱の変性を調査するための予備測定を行った。また、日本体育・スポーツ・健康学会第72回大会にて、本邦における本研究に関わる最新の情報について収集した。 今後は、予備測定で観察された測定上の問題点等をまとめて、本測定に移行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アキレス腱傷害の重症度評価に用いる予定であったVISA-Aの翻訳作業とwebシステムの構築に未だ取り掛かることができていない。しかし、超音波測定装置を用いた腱の変性状態の測定方法については、予備測定を実施して概ね定まった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、翻訳作業とwebシステムの構築ができ次第、本測定を実施する。本測定で得られた剣道競技者におけるアキレス腱変性の状況についての発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は本測定の準備期間であり、測定に関わる機器の購入や測定方法の検討等を実施した。次年度は、本測定を実施する予定である。
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