2023 Fiscal Year Research-status Report
アキレス腱傷害の予防に向けた研究―剣道競技者の断裂・痛みと変性の関連について―
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22K17731
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
廣野 準一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50612470)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | achilles tendon / tendinopathy / 超音波 / スポーツ外傷・障害 / 剣道 |
Outline of Annual Research Achievements |
アキレス腱に起こる断裂や痛みといった問題は、重篤で悩ましいスポーツ傷害であるが、発生要因や予防法についてはわかっていない。断裂したアキレス腱には変性が起こっていたとされるが、断裂前の変性の有無や、変性と痛みの関連など不明な点が多い。 本研究では、若年の剣道競技者におけるアキレス腱の1. 変性の有無と断裂の関連性、2. 変性と痛みの関連性、3. 断裂や痛みが起こる前の兆候について明らかにすることを目的とした。 2023年度は、昨年度実施した予備的検討の結果や学会大会等にて収集した情報から測定方法の再検討が必要となったため、その準備を行った。また、当初アキレス腱傷害の重症度評価に用いる予定であった方法の使用が困難な状況であるため、別の手段についての情報収集を行っている。測定を遂行するための研究倫理審査に申請し、許可を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初実施予定だった方法の変更が必要な状況となったことに加え、研究責任者の健康問題によって研究の中断が余儀なくされ、予定より大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
重症度評価の指標については別手段の使用を含め、早期に解決する。可及的速やかに再度の予備的検討を実施し、2024年度中に本測定を実施する。
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Causes of Carryover |
まだ実施できていない本測定と情報収集およびデータ分析、研究成果の発表のために必要である。
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