2024 Fiscal Year Annual Research Report
エビデンスに基づいたリバウンドジャンプの技術指導を行うためのアセスメント法の開発
| Project/Area Number |
22K17746
|
| Research Institution | National Agency for the Advancement of Sports and Health |
Principal Investigator |
図子 あまね 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部門, 契約研究員 (70878173)
|
| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
| Keywords | SSC運動 / リバウンドジャンプ / 技術要因 / トレーニング指導 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究はリバウンドジャンプを用いた下肢筋力・パワー発揮能力の改善に要求される着地動作の技術的観点を提示するとともに、実践現場で活用できるリアルタイムなフィードバックシステムを開発することを目的とした。研究課題1-①の結果から、高いリバウンドジャンプ指数を獲得するためには踏切局面全体における足関節のパワー発揮が最も重要であり、足関節のパワー発揮に対して膝関節や股関節の屈曲量を抑える着地動作が有効である可能性が示された。次に、研究課題1-②において男女アスリートのデータを追加し、着地動作を評価するための技術要因の基準値を作成するとともに、性別や種目によって動作特性が異なる可能性を検討した。特に女性は膝関節の屈曲量が減少することで足関節の負のパワーが増大しリバウンドジャンプ指数の改善に繋がる可能性が示された。続いて、研究課題2では企業と連携し既存のマットスイッチと無線ゴニオメータを組み合わせることで、リバウンドジャンプのリバウンドジャンプ指数、跳躍高、接地時間とともに、着地時の膝関節角度のモニタリングや屈曲量、伸展量のリアルタイム算出が可能な角度フィードバックシステム(Q’sfix社製)を完成させた。本システムはリバウンドジャンプ実施直後に測定結果を液晶画面へ表示することで、対象者の着地動作を対話型でフィードバックすることが可能であり、本システムによっていつでもどこでも着地動作を改善するための科学的なトレーニング指導が実施可能となった。研究課題3では、大学女子サッカーチームの選手1名を対象に、着地動作の評価観点と角度フィードバックシステムを用いて、定期的なリバウンドジャンプ指数と着地動作のリアルタイムモニタリング、角度や屈曲量の評価を行うことでトレーニング実践現場における動作改善に至る過程をまとめるとともに、システムの有効性や留意点を明らかにした。
|