2022 Fiscal Year Research-status Report
中枢性血圧調節に着目したモーニングサージのメカニズムの解明
Project/Area Number |
22K17787
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中村 宣博 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (10843625)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | モーニングサージ / 動脈圧受容器 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、起床前後に急激且つ巨大な血圧増加が生じる「モーニングサージ」が常に血圧が高い「持続性高血圧」よりも心血管疾患リスクが高いことが報告されている。現状、メカニズム解明が最大の盲点となり、モーニングサージの明確な予防改善策は示されていない。血圧調節は中枢性と末梢性に大別することができるが、モーニングサージのような短時間の血圧変動には中枢性血圧調節が強く作用することが明らかになっている。以上のことから、本研究の目的は、動脈圧受容器反射の作動点の調整(日内変動およびリセッティング)などの中枢性血圧調節に着目し、モーニングサージのメカニズムを明らかにすることとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
目標被験者の約半数の早朝血圧および動脈圧受容器の機能の測定を終えているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も同様の測定を行うとともに、習慣的な運動の影響を観察する介入研究および横断研究(鍛錬者および非鍛錬者の比較)を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は測定機器の購入に計上していたが、購入した機器が本研究計画時と価格が変更となったため。
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