2022 Fiscal Year Research-status Report
骨格筋の廃用性萎縮に低栄養ストレスが与える影響の解明ー遺伝子発現の網羅的解析ー
Project/Area Number |
22K17796
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
佐々木 毅志 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50834446)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サルコペニア / 骨格筋 / 廃用 / 低栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
廃用による骨格筋萎縮にはユビキチン-プロテアソームシステムが関与することが知られており、また近年、栄養ストレス時には骨格筋において脂質やアミノ酸、糖質の輸送や代謝に関連する遺伝子発現が変化する事が報告されている。しかし廃用に低栄養ストレスが加わった場合に骨格筋で起こる変化についてはほとんど知られていない。 本研究計画では、マウスを用いたin vivoの系にて骨格筋の廃用性萎縮モデルを作成し、栄養ストレスを加えた際に骨格筋において変化する遺伝子発現をRNA-sequenceにより網羅的に解析し、廃用状態に栄養ストレスが加わった際の骨格筋量の制御機構を調査する事を目的としている。
当該年度においては、野生型の老齢マウスを用いて、尾部懸垂による後肢骨格筋の廃用萎縮モデル、廃用萎縮+絶食負荷モデルを作成し骨格筋湿重量の変化を調べると共にサンプルを採取した。採取した骨格筋からRNAを抽出し、RNAシークエンスにより遺伝子発現を網羅的に解析した。得られたデータを解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね予定通りにサンプル採取ならびにRNAシークエンスの解析を行なった。老齢マウスについては実験中に死亡した例もあり、追加で老齢マウスを入手しサンプルを作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
変化が認められた遺伝子発現をもとにパスウェイ解析を行ない活性化パスウェイや制御分子を検索し、廃用に栄養ストレスが加わった際に起こる骨格筋萎縮のメカニズムについて検討する。また、老齢マウスに加えてYoung Adultマウスを用いて同様の検討を行なう。
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Causes of Carryover |
当該年度はYound Adultマウスを用いた検討が出来なかったため、次年度に実験を行なう運びとなったため。 また、当該年度の研究成果については学会発表等は行なわなかったため次年度以降に行なう予定である。
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