2022 Fiscal Year Research-status Report
楽器演奏者の選曲を支援するための技術的要素を含む統合的な楽曲分析の研究
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22K18016
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
飯野 なみ 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 特任研究員 (50910444)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 選曲支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は産前産後の休暇および育児休業によって研究を遂行できなかったため、研究実績にあたる成果を報告することができない。そのため、本欄では今後の研究計画について述べる。 本研究の課題は、次の3つである:(1)運指の推定、(2)情報理論に基づく楽曲分析、および(3)楽曲分析結果の統合。2022年度に実施できなかった内容を考慮し、次のスケジュールで研究を進める予定である。(1)運指の推定は2023、2024年度に取り組み、(2)情報理論に基づく 楽曲分析は2024年度に取り組み、(3)楽曲分析結果の統合は2025年度に取り組む。 (1)ではまず、2022年度に調査していた既存研究を再度精査し、クラシックギターに適用したモデルを構築することに専念する。なお、現在着目している参考モデルはヴァイオリン用に確立されたものであるが、クラシックギターは弦の数や演奏可能な音の数が圧倒的に多く、取りうる運指の組合せ数から標準的な運指の規則を見つけることが難しい。そのため、モデル構築には時間がかかることが想定され、2年間の研究期間を設けている。また、推定した運指情報から「使用する弦」、「ポジション移動」、「使用する指」といった要素を抽出する方法も併せて検討していく必要もある。 (2)についてはまず分析する楽曲を選定する。先行研究で分析・蓄積してきた楽曲データがあるため、それらの利用も考慮する。次に、楽譜から「音高」や「音価」などの情報を取り出し、平均情報量を自動的に算出するためのモデルを構築する。 (3)の課題は、(1)と(2)から得られた結果を、演奏者に向けた形で楽曲解釈することである。複数のギター奏者との議論が必要になると考えているため、事前に研究協力が可能な環境を作る。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
産前産後の休暇および育児休業により研究を中断していたため、休暇以前に調査していた既存研究を精査するところから始める必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実績の概要で述べた内容と同様である。 本研究の課題は、次の3つである:(1)運指の推定、(2)情報理論に基づく楽曲分析、および(3)楽曲分析結果の統合。2022年度は産前産後の休暇および育児休業によって研究を遂行できなかったため、次のスケジュールで研究を進める予定である。(1)運指の推定は2023、2024年度に取り組み、(2)情報理論に基づく 楽曲分析は2024年度に取り組み、(3)楽曲分析結果の統合は2025年度に取り組む。 (1)ではまず、これまで調査していた既存研究を再度精査し、クラシックギターに適用したモデルを構築することに専念する。なお、現在着目している参考モデルはヴァイオリン用に確立されたものであるが、クラシックギターは弦の数や演奏可能な音の数が圧倒的に多く、取りうる運指の組合せ数から標準的な運指の規則を見つけることが難しい。そのため、モデル構築には時間がかかることが想定され、2年間の研究期間を設けている。また、推定した運指情報から「使用する弦」、「ポジション移動」、「使用する指」といった要素を抽出する方法も併せて検討していく必要もある。 (2)についてはまず分析する楽曲を選定する。先行研究で分析・蓄積してきた楽曲データがあるため、それらの利用も考慮する。次に、楽譜から「音高」や「音価」などの情報を取り出し、平均情報量を自動的に算出するためのモデルを構築する。 (3)の課題は、(1)と(2)から得られた結果を、演奏者に向けた形で楽曲解釈することである。複数のギター奏者との議論が必要になると考えているため、事前に研究協力が可能な環境を作る。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由:産前産後の休暇および育児休業により研究を中断していたため。 使用計画:クラシックギターを対象として、楽譜情報から運指を推定するためのモデル構築に取り組む。そのためには、モデル構築用のPC一式や書籍・調査費として楽譜や文献を購入する予定である。
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