2023 Fiscal Year Research-status Report
Research on sex education programs to achieve gender-equal relationship building
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22K18117
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
加野 泉 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00828840)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ジェンダー平等 / 関係性教育 / 性教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究2年目にあたる2023年度は、国際セクシュアリティガイダンスに先行して関係性教育を取り入れているスウェーデンと、ジェンダー平等教育法のもとで関係性教育を取り入れる台湾における教育実践についての調査と情報収集を進めた。また、スウェーデンについては、スウェーデンの関係性教育の実践者と日本の性教育の実践者が集う研究会を主催し、スウェーデンの教育実践について学ぶとともに、意見交換を行なった。 以上の調査、意見交換により、国際的な観点からジェンダー平等教育、関係性教育を捉え直すことができ、日本で実施予定の質問紙調査の指標作成、ジェンダー平等に基づく関係性教育のためのプログラム試案作成に役立つ知見を得られた。 また、この成果をもとに、2023年10月には日本社会学会第96回全国大会でスウェーデンの若者の悩みをフォローするための学校を含めた複数の機関の連携について、2023年12月には、社会文化学会第26回全国大会において、スウェーデンの性教育実践についての研究成果報告を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響により、当初2020年度から2022年度までに予定されていた他の研究プロジェクトの海外調査の実施が遅れ、2023年度にも海外調査を行うこととなったため、2023年度は、当初の予定を変更し、海外調査に関連して得られる関係性教育の知見と情報の収集に努めた。そのため、2023年度に予定していた日本での実態調査を遂行することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初、研究1年目である2022年度に予定していた「ジェンダー平等」「関係性構築」をキーワードとした、中学校、高等学校教員への教育実態調査、また、1年目に予備調査を進めた若年層に対するインターネットによる情報収集、情報の取捨選択に関する実態調査について、2024年度の前半に本調査の遂行に移る。 本調査の結果を得て、2024年度の後半には統括的分析を進める。
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Causes of Carryover |
2023年度予算は、当初、日本での実態調査の実施に充当する予定であったが、予定を変更して海外の関係性教育の知見と情報の収集を行なった。2024年度には日本での実態調査を行い、繰越し分については、当初の予定通り、調査実施費用に充当する予定である。
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