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2024 Fiscal Year Research-status Report

図書館におけるLGBTQ当事者が求める図書の提供実態

Research Project

Project/Area Number 22K18157
Research InstitutionMomoyama Gakuin University

Principal Investigator

水沼 友宏  桃山学院大学, 経営学部, 准教授 (20822688)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
KeywordsLGBTQ / 性的マイノリティ / 図書館 / 所蔵調査
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題は,公共・学校・大学図書館を対象としたLGBTQ関連図書の所蔵調査と,LGBTQ当事者・非当事者を対象とした「読みたい図書」を尋ねるアンケート調査の2つの調査を実施することで,LGBTQ当事者や非当事者が求めるLGBTQ関連図書が各種図書館で提供されているのかを明らかにするものである。2023年度までに,調査対象図書約300冊の選定を完了させ,2023年度中に,LGBTQ当事者(約600名)および非当事者(約500名)を対象にアンケート調査を実施し,調査対象の各図書を読みたいか否かについての回答を得た。また,同年度中に全国の公共図書館および大学図書館を対象に,対象図書の所蔵状況調査を完了した。2024年度には,引き続き同じ対象図書について学校図書館の所蔵調査を実施した。加えて,2023年度に実施したアンケート調査の結果の分析を行うことで,LGBTQ当事者と非当事者で読みたい図書がどのように違うかを明らかにした。さらに,アンケート調査の結果と公共図書館の所蔵調査の結果を比較分析することで,当事者や非当事者が読みたいと感じているにもかかわらず,公共図書館での所蔵が少ない,あるいは提供されていない図書の具体的なタイトルを特定するとともに,それらの図書がどのような特徴を持っているのかを明らかにした。公共図書館の結果をまとめた論文は2024年度中に執筆が完了しており,2025年度に投稿する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

公共図書館については,調査,分析,論文執筆が終わるなど順調に進んでいる。また,大学図書館や学校図書館の所蔵調査も終了しており,概ね順調に進展しているといえる。

Strategy for Future Research Activity

まず,公共図書館に関する論文の投稿を行う。また,アンケート調査では,学校図書館や大学図書館の主要な対象年齢のサンプルが不足しているため,追加でアンケート調査を行う予定である。このアンケートが終了次第,学校図書館や大学図書館の分析を実施し,論文にまとめる。

Causes of Carryover

アンケート調査の結果を分析したところ,学校図書館および大学図書館の利用世代に関するサンプルが十分でないことが明らかになった。この課題に対応し,次年度に追加的なアンケート調査を実施して,サンプルを補完する必要が生じたため,その調査費用を確保する目的で,今年度予算を一部次年度に繰り越した。

URL: 

Published: 2025-12-26  

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