2022 Fiscal Year Research-status Report
生体反応を利用した活性型高機能幹細胞回収技術の開発と細胞治療への応用
Project/Area Number |
22K18166
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
佐藤 康史 旭川医科大学, 医学部, 助教 (30767778)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 組織再生 / 細胞治療 / 幹細胞 / 生体反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、培養した組織細胞や幹細胞を用いて臓器や組織の機能回復を目指す細胞治療の研究開発が進んでいるが、高い治療コストや有効性、安全性などの課題がある。申請者は、生体反応の一つである異物反応を利用し、体内で新生組織形成を誘導し、組織形成に関わる細胞を集積させることで、組織再生能力が高い“活性型”の細胞が入手可能と考えた。 シリコン製の基材をラットの皮下に2~4週間埋入し、鋳型周囲に組織形成を誘導した所、コラーゲン主体の結合組織が形成した。得られた組織を組織片培養法(Explant法)にて細胞分離を行ったところ、組織中の細胞が遊走・増殖し、線維芽細胞様の細胞を回収することが可能であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
組織や細胞の形成・分離の条件検討に時間を要し、組織・細胞の解析に遅れが生じた。次年度はこれらの解析を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
皮下で形成した組織および分離した細胞の解析を進める。また、埋め込む基材の材質によって集積細胞が変化するか評価を行う予定である。
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