2022 Fiscal Year Research-status Report
自閉スペクトラム症児の言語学習スタイルの解明:第二言語習得との比較実証研究
Project/Area Number |
22K18262
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
松井 智子 中央大学, 文学部, 教授 (20296792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平川 眞規子 中央大学, 文学部, 教授 (60275807)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2027-03-31
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Keywords | 文構造理解 / 文章理解 / 自閉スペクトラム症児 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度には、5年度より実施を計画している文構造理解および文章理解の発達調査の課題と実施方法を検討した。文構造理解の調査では①言語能力(語彙、文法など)②認知能力(ワーキングメモリ、実行機能など)について調査することを検討し、具体的な課題の作成に入った。文章理解の調査では, 語彙を理解する力と文章を理解する力に分けて査定することを検討しているが、日本語には標準検査がないため、英語の検査を参考にして日本語の文章理解課題の作成を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文構造理解の課題については検討が済んだが、文章理解の課題については、日本語の標準検査はないため、英語の検査を参考にしてあらたに日本語の課題を作成する必要があり、計画よりもその作成に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度には当初の予定通り夏季に自閉スペクトラム症児を対象に、文構造理解の課題を実施する。文章理解の課題については、課題が作成でき次第、実施する計画である。
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Causes of Carryover |
アイトラッカーの購入は令和4年に予定していたが、予定を変更して令和5年になったため。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Context-prosody interaction in sarcasm comprehension: A functional magnetic resonance imaging study.2022
Author(s)
Nakamura, T., Matsui, T., Utsumi, A., Sumiya, M., Nakagawa, E., Sadato, N.
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Journal Title
Neuropsychologia
Volume: Online publication
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] 自閉スペクトラム症児の同音異義語の理解2022
Author(s)
今井大智、松井智子、藤野博、東條吉邦, 計野浩一郎
Organizer
The 23rd Annual International Conference for the Japanese Society for Language Sciences
Int'l Joint Research
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