2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
光格子重元素を用いた量子多体系における弱い相互作用の研究
Project/Area Number |
22K18273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
酒見 泰寛 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90251602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長濱 弘季 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00804072)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
原子核という量子多体系での弱い相互作用に起因するアナポールモーメントを原子のスペクトルの精密測定により求める研究計画である。実験対象として不安定原子核であるフランシウムを用い、実験は理研RIBFで行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
不安定原子を光格子トラップ中にトラップして、その特性を生かした精密測定を行うという点で独創的かつ挑戦的であり、量子エレクトロニクスなどで開発された技術を原子核素粒子に応用する実験であることで学際的な意義もある。アナポールモーメントや分子カイラリティの問題は最新の問題ではないが、いまだによくわかっておらず、この分野の学問的な発展をもたらすと期待される。
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