2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of in silico nose for indoor odor evaluation
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22K18300
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
伊藤 一秀 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (20329220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久我 一喜 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (60905727)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2028-03-31
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Keywords | 数値鼻 / 計算流体力学 / 生理的薬物動態 / 知覚臭気強度 / 知覚空気質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,被験者実験手法のみに依存している現状の臭い香り評価法に対し,室内空気環境設計段階(特に使用建材を選定した段階)で空間の臭い香り分布とその時間変化までを数値的に予測する超高精度数値鼻を開発する.研究2年目である2023年度は,研究計画に従って研究を推進し,以下の成果を得た. (2-1)2022年度に作成した(嗅覚領域を詳細再現した)鼻腔モデルを統合した数値人体モデルに,(2022年度に作成した)アセトンの他,アセトアルデヒド,酢酸,アンモニアを対象とした粘膜上皮での生理的薬物動態(PBPK)モデルを開発しモデルパラメータを同定し,汎用CFDコードに実装した (2-2)アセトンならびにアセトアルデヒドを対象としたOdour IntensityとAcceptabilityに関する被験者実験を実施し,in silicoモデルの解析結果を検証するための主観データを蓄積した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に従って着実に研究を推進している.生理的薬物動態モデルを複数の化学物質に拡張すると共に,知覚臭気強度をモデル化するために必須となる被験者実験の実施とデータ整理まで着実に進めることが出来た.
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画に従って研究を推進することが出来ている.被験者実験も着実に実施することが出来たことから,数値モデルとの統合を進めることで研究成果を蓄積する計画である.
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Causes of Carryover |
2023年度に実施した被験者実験では,当初,アセトンディフーザーならびにPIスケール評価のためのアセトン希釈装置を自前で購入準備する計画であったが,被験者実験を他機関の実験室で実施することが可能となったことから,実験関連費用の一部を繰り越すこととなった.全体としては順調に研究が進捗しており,次年度は当初予定どおりに予算を使用する計画である.
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Research Products
(6 results)