2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
安全・低環境負荷・低コストを特徴とするコンクリート全固体蓄電池の開拓
Project/Area Number |
22K18301
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 23:Architecture, building engineering, and related fields
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 慶一 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50324653)
江口 卓弥 日本大学, 工学部, 助教 (40965373)
|
Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2027-03-31
|
Summary of the Research Project |
本研究では、ジオポリマーと呼ばれる低環境負荷コンクリートを用いた蓄電池を開発する。当初、CO2排出削減のために開発に着手されたが、海外の大学の研究により達成された2wh/kgの蓄電容量が達成された成果を踏まえて、さらに材料組成と製造方法の確立、蓄電メカニズムの解明を行い、本研究では蓄電容量を10倍の20wh/kgを達成することを目標としている。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
コンクリート全固体蓄電池を開発し、例えば、ソーラーパネルを設置した住宅やEV自動車充電ステーションの基礎への適用、また、風力発電や波力発電設備の構造躯体への適用といった検討を行う。ジオポリマーを用いた構造躯体の実現だけでなく、そこからさらにもう一歩先を見据えて蓄電池として利用する研究内容・計画が構想されており、いわば二手先を見据えた挑戦的な研究計画である。
|