2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
脈管内がん幹細胞の胚シグナル分子による微小環境形成機構とそれを標的にした治療戦略
Project/Area Number |
22K18396
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 56:Surgery related to the biological and sensory functions and related fields
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
藤原 浩 金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水本 泰成 金沢大学, 医学系, 講師 (00420331)
後藤 典子 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (10251448)
山本 靖彦 金沢大学, 医学系, 教授 (20313637)
松本 多圭夫 金沢大学, 附属病院, 助教 (30748629)
大黒 多希子 金沢大学, 疾患モデル総合研究センター, 教授 (30767249)
服部 明 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50300893)
河崎 洋志 金沢大学, 医学系, 教授 (50303904)
鏡 京介 金沢大学, 附属病院, 助教 (80748616)
飯塚 崇 金沢大学, 医学系, 助教 (90748617)
藤原 智子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (60310744)
前田 大地 金沢大学, 医学系, 教授 (30585500)
小野 政徳 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70348712)
荒木 慶彦 日本大学, 医学部, 上席研究員 (70250933)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
絨毛外栄養膜細胞の表面に特異的に存在するLVRNの機能としてがん幹細胞の免疫に影響があるのではないかという発想に基づいている。がん幹細胞がニッチから離れて脈管内に浮遊した状態は宿主から攻撃されるリスクが高いと推察されるが、浮遊相に変化したがん幹細胞がLVRNを発現しており、宿主の免疫細胞に作用して自身の維持と転移に優位な環境を形成するという仮説の検証を行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
自身が同定した絨毛外栄養膜細胞の表面に特異的に存在するLVRNが、浮遊培養下にspheroidを形成させた複数のがん細胞株に発現することを見いだしており、そこから遠隔転移巣に特化したがん幹細胞の新しい治療法を目指した本研究は挑戦的である。がん治療の臨床戦略に変革をもたらすことで他分野への波及効果も期待できる。
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