Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
応募者らは、尿路上皮癌でD-アミノ酸が、原発巣、転移巣で高発現していることを見出し、この生態意義について解析中である。また、高感度にRNA修飾を測定することにも成功しており、本研究はこれに基づいて、D-アミノ酸を基質として変化するRNA修飾をがん促進的、がん抑制的の面から調べ、新規治療薬に結び付けることを目的とした研究である。
自然界に通常存在しないが、機能的な側面が着目され始めているD-アミノ酸に着目した点と、これも今後の展開が期待されるエピトランスクリプトミクス解析を結び付けて研究を遂行しようとしているところが、まさに挑戦的であるという点で高く評価できる。新しい学問領域を切り開く可能性が期待される。