Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
光合成細菌の生物的特性と腫瘍での環境特性を巧みに利用し,さらに近赤外光の特性も組み合わせて「転移性肺癌を標的とする癌光細菌療法」を開拓する研究である。生体外でがん細胞殺傷効果を直接的に検証した後,生体内での光合成細菌の機能確認や治療法構築をするとともに,腫瘍内の光合成細菌の増殖メカニズムの解明にも迫る。
学術的かつ医学的に見て重要な課題であり、また光合成細菌と腫瘍の性質を利用した独創的なアイディアで転移性肺癌を標的とする癌光細菌療法開発を試みる研究であり、極めて挑戦的である。応募者らのこれまでの研究実績や予備的検討から綿密に研究が計画されており、転移性肺がんの有効な診断・治療応用へと展開されることが期待される。