2022 Fiscal Year Research-status Report
生理学的指標に基づく企業のデザイン職/非デザイン職におけるデザイン態度の評価
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22K18542
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
八重樫 文 立命館大学, 経営学部, 教授 (40318647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 拓生 東洋学園大学, 現代経営学部, 准教授 (00835209)
後藤 智 立命館大学, 経営学部, 准教授 (50732905)
永盛 祐介 東京都市大学, メディア情報学部, 准教授 (70553931)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | デザインマネジメント / デザイン態度 / 生理学的指標 / 非デザイン職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、生理学的評価手法(脳血流計測)を用いて、企業のデザイン専門職/非デザイン職における「デザイン態度(デザイン従事者が持つ、問題の理解の仕方を再形成し、新たな選択肢を創出しようとする態度)」の評価を行うことを目的とするものである。研究実施計画に基づき、2022年度は以下の2点を遂行した。
(1)デザイン専門職の思考特性、およびデザイン研究の方法論的課題を検討した論文を計5本発表した(研究成果参照)。
(2)脳血流計測計を用いたデザイン態度を測定するために、被験者に与えるタスク(デザイン態度を発揮する日常の作業課題で、実験環境・条件に適合するもの)について、デザイン専門職/非デザイン職の活動への参与観察とそれに基づく研究プロジェクト会議における議論から検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度には、脳血流計測計を用いたデザイン態度測定のプレ実験まで行う予定であったが、被験者に与えるタスクの検討において多くの課題が明らかになり、予想以上の時間を要したため実験計画を確定できず、年度内にプレ実験まで実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度前半期には、脳血流計測計を用いたデザイン態度測定において被験者に与えるタスクを決定し、それに基づく実験計画を確定したうえでプレ実験を実施する。2023年度後半期には、プレ実験において得られた知見を反映し、実験計画を修正したうえで、本実験を行う。
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Causes of Carryover |
「7.現在までの進捗状況」にて報告したように、2022年度内に当初予定していたプレ実験まで至らなかったため、プレ実験に係る費用(実験地への旅費、実験協力者への謝礼、実験補助者の人件費など)を次年度に持ち越すことになった。よって、2023年度におけるプレ実験にて、この持ち越した額を使用する。
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Research Products
(5 results)