2022 Fiscal Year Research-status Report
Correlation/causality analysis of English language proficiency and competency under the influence of COVID-19
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22K18627
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
西谷 元 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 名誉教授 (80208181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村澤 昌崇 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (00284224)
堀田 泰司 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 教授 (40304456)
中尾 走 広島市立大学, 企画室, 特任助教 (80965434)
樊 怡舟 広島大学, 高等教育研究開発センター, 特任学術研究員 (10971004)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 英語運用能力 / 外国語教育 / TOEIC / 留学プログラム / 異文化間教育/国際教育 / グローバル・コンピテンシー / 客観的効果測定 / BEVI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、中長期間における英語力向上、と客観的心理テストによる異文化感受性・適応能力を含むコア・コンピテンシーとの相関/因果関係を、厳密な交絡統制のもと明らかにすることを目的とする。同時に、COVID-19以前から収集してきた大規模客観的データを用い、英語力とコア・コンピテンシー/非認知能力の側面から、COVID-19が学生に与えた影響を考慮した、英語力の変化を分析する。 他方、世界中で猛威を奮ったCOVID-19は、英語学研修を含む、留学プログラムをほぼ全面的に停止させた。その結果、中長期の英語圏でのプログラムに基づくデータ収集は不可能となった。 そのため、入学時のTOEIスコアとBEVIの経年的な変化を中心に比較検証を行った。BEVIは、スキルと対比される、コンピテンシー全体を測定する検定/テスト・ツールで以下のような特徴を有する(1)確立した心理学(EI理論)・心理統計学・テスト開発理論を基盤として開発、(2)異文化受容性等だけではなく、自己(Self)全体を測定、(3)質問項目からの表面的妥当性の排除、正解・難易度の非設定、(4)回答 データの信頼性チェック機能(計8)など。 本年度の分析から、広島大学におけるTOEIC730点以上取得者数は、2019年までの3年で2.2倍に増加している。他方、その上昇は必修の英語教育を実施していない、2年-4年生でも継続的に発現していることが明らかになった。他方2020年はその数が大幅に減少し、2021年の最新データでもCOVID前の水準には達していない。またBEVIに関しては、COVID-19前では、入学生のBEVI尺度スコア分布が複数年(2018-2019)で全く同じ分布を示しているのに対し、COVID(2020年度)以降入学者には異文化感受性・適応能力に関連する複数尺度で大きな変化が生じている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19により、英語学研修を含む、留学プログラムをほぼ全面的に停止させた。その結果、中長期の英語圏でのプログラムに基づくデータ収集(語学力/TOEIC/BEVI)は不可能となった。 そのため、入学時の全学生を対象に実施したTOEIのスコアとBEVIテストのスコア(約15,00)の経年的な変化を中心に比較検証を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年以降の全学レベルにおけるTOEICレベルの低下の理由を、学年、学部別に詳細に分析するとともに、BEVIスコアとの相関関係を明らかにする。 英語学研修を含む、留学プログラムが、2023年度から再開されたため、中長期の英語圏でのデータ収集(語学力/TOEIC/BEVI)及び分析を行う。
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Causes of Carryover |
COVIDの影響により、データ収集、分析が予定通りに行うことができなかったため。本年度以降データ収集、分析を計画通り実施する。
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