2023 Fiscal Year Research-status Report
Development and evaluation of equating methods for heterogeneous test scores
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22K18641
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Research Institution | The National Center for University Entrance Examinations |
Principal Investigator |
石岡 恒憲 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (80311166)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 欠測値補完 / 等化 / スタナイン / 分位点差縮小法 |
Outline of Annual Research Achievements |
異種のテスト得点を互いに相互比較できるようにするための統計的手法の工夫および実装が本研究課題である。本来異なるテスト得点を互いに比較するためには、共通問題あるいは共通受験者を用いて等化する必要がある。しかし共通テストではそもそも各科目における受験者の学力は等質ではない。このような状況においても、異なった得点を1次元尺度に落とし込むことの必要性は、特に選抜試験において多い。その具体的な実装方法の一つが現在、大学入試センターで実施されている得点調整である。令和7年度では新課程による共通テストが実施される。経過措置として旧課程の科目も実施され、例年にも増して得点調整実施の可能性が高まっている。その方式もスタナイン区分点における最大分位点差20点以上を発動条件とするよう改められた。そこで本年度は将来を見据えた得点調整に関わる課題解決に向けた研究を行うのではなく、令和7年度共通テストに向けた得点調整に関わる喫緊の課題についての具体的な問題解決を実施した。 1.スタナイン区分点における最大分位点差を考慮した場合の上位科目が複数ある場合に、上位科目の決め方が一意に定まっていないことが判明した。どちらに決めても特段、問題が生じないために見逃されてきたが、平均点のより大きい方を上位科目とするようプログラムを修正し、その動作検証を行った。 2.令和7年度共通テストでは経過措置があり、新旧両課程においては共通問題が存在することが予想されている。このため、共通問題を試験開始後直ちに通知いただく場合の様式や、その様式を用いて即座に(人手を介さずに)計算できるプログラムの準備について検討を加えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和7年度共通テストに向けた得点調整の方式が変更されるために本科研の研究課題は大きな変更となったが、システムの実装についてはトラブルもなく、安定稼働が確認されている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和7年度共通テストでは経過措置があり、新旧両課程においては共通問題が存在することが予想されている。このため、共通問題を試験開始後直ちに通知いただく場合の様式から即座に人手を介さずに計算できるプログラムの開発と実装を予定している。
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Causes of Carryover |
令和7年度には新しい得点調整方法が実施されるため、令和6年度にシステム実装を行い、動作検証をしたところ、未検討の課題が見つかったために、その問題解決を優先的に実施する必要があったため、予定していた予算執行ができなかった。今年度は共通問題を記した一定の様式から自動的に計算できるプログラムの開発・実装のために必要となる費用に充てる。
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Research Products
(1 results)