2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a single-session replacement therapy by the transplantation of personalized functional protein-producing intestinal organoids
Project/Area Number |
22K19519
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50451935)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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Keywords | オルガノイド / 神経内分泌腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題ではオルガノイドの培養技術、遺伝子改変技術ならびに「オルガノイド医療」実用化の実績を統合し、「パーソナル化・機能性蛋白産生オルガノイド」の作成・開発と技術的フィージビリティの検証等を目的として研究を推進している。本年度は当初研究計画に従い「機能性蛋白産生オルガノイド(Pro-f-オルガノイド)のパーソナル化技術の開発」および「Pro-f-オルガノイドの移植による疾患治療における前臨床POC(Proof-of-concept)の取得」について研究を実施した。その結果、以下のような成果を得るに至っている。1) 機能性神経内分泌腫瘍(f-NET)由来オルガノイドを用いた解析より得られた遺伝子発現パターンを元に、特定の分泌蛋白の発現を制御する候補因子群(発現制御ユニット)を同定した。同知見を基に異なる分泌蛋白産生パターンを備えたオルガノイドの作成手法の開発を行い、一定の進展が得られた。2)前年度における検討や 「Pro-f-オルガノイドのパーソナル化技術の開発」における検討にて樹立したオルガノイド等を直腸・遠位大腸に移植する際の手技や前処置についての検討により、薬剤を用いた粘膜剥離モデル及びDSS(デキストラン硫酸)誘発性腸炎等について、一定の効率で生着が得られる条件等が確認された。また細径内視鏡を用いて生体マウス腸管内を経時的に観察し、生着面の局在・面積等を評価する系についても確立し、検証を終了した。
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