2024 Fiscal Year Annual Research Report
マクロファージ多様性の拡大を起点とした筋再生・修復メカニズムの解明
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22K19534
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| Research Institution | Institute of Science Tokyo |
Principal Investigator |
大石 由美子 東京科学大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80435734)
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| Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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| Keywords | マクロファージ / 筋再生 |
| Outline of Annual Research Achievements |
骨格筋は運動器として機能するのみならず、物理的傷害や代謝変動に対して応答し、個体の恒常性を維持する。筋肉が損傷を受けると、炎症、筋再生と組織修復とが同時に起こり、これら3つの機序が時空間的に連携し、協調して制御されることが、恒常性の回復に必須である。ところが、筋損傷後の修復において、炎症・再生・修復を実行する細胞間連携のネットワークとその制御機構は明らかではない。 私はこれまでに、傷害応答の過程でマクロファージは経時的に機能を変えて炎症の進行と収束・組織修復を制御することを見出した。また、予備的なシングルセルトランスクリプトームの解析から、損傷後の骨格筋には5種類もの未知のマクロファージサブタイプが集結し、他の細胞種とのコミュニケーションを進めることを見出している。 これらの検討結果を踏まえ、マクロファージの時空間多様性の拡大が、筋衛星細胞や線維芽細胞との細胞間連携を介して組織の適切な修復を主導するのではないかと着想し、研究を行った。 研究の成果として、①筋再生・修復を主導する新規マクロファージサブタイプの同定と分類に成功した。②1細胞間相互作用の時空間解析を実施し、マクロファージが筋衛星細胞や線維芽細胞の活性化を制御する分子機構を解明した。これらの研究から、マクロファージの多様性が、細胞間相互作用ネットワークを介して組織炎症を制御し、修復と再生を実現する分子機序の一端を明らかにすることができた。
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