2022 Fiscal Year Research-status Report
認知症共生社会に向けたICT-CIVIC TECモデルによる地域診断ツールの開発
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22K19661
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
田高 悦子 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (30333727)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 公衆衛生 / 共生社会 / 認知症 / 地域診断 / 老年学 |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症共生社会とは、認知症の人が尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また認知症があってもなくても同じ社会でともに生きるという「共生」と、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにする「予防」を両輪として掲げる社会である。そのようは社会を実現するためには、社会の課題を診断する地域診断の手法の開発が必要であり、そこには、1.イメージの変革:絶望から希望、すなわち行政担当者・関係者が、認知症の偏見を払拭し、希望の結集軸をつくること、2.視点の変革:支える側の視点から本人の視点重視へ、すなわち地域の当事者の声を聴き、当事者の視点で考え、動くこと、3.フォーメーションづくり:推進員を中心に効率的に推進するカタチをつくる、つなわち共生社会を推進する市民を孤立させず、最大限に機能できるためのフォーメーションをたんぽすること、4.主体の変革:行政主体から、地域が主体へのしゃかいづくりを推進することが求められている。本研究班ではこのような背景のもと、ICTを駆使した市民技術による市民主体の地域診断法の革新へのチャレンジが必要であると構想し、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新を目的に、モデルフィールドにおける市民集団であるプライマリーインフォーマントならびに専門家集団であるキーインフォーマントを対象に、モデル診断法を開発し、当該地域診断の圏域において、健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインデータならびにサブシステムデータの収集、分析、統合を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に基づいて、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新へのチャレンジに向けて、本年度の研究実績として、モデルフィールドにおいて、プライマリーインフォーマントならびにキーインフォーマントとともに当該地域診断の圏域の同定を行うとともに、同圏域における健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインの収集、分析、統合中であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画に基づいて、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新へのチャレンジに向けて、本年度の研究実績として、モデルフィールドにおいて、プライマリーインフォーマントならびにキーインフォーマントとともに当該地域診断の圏域の同定を行うとともに、同圏域における健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインの収集、分析、統合を進める。
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Causes of Carryover |
当該助成金が生じた状況は、研究対象の調整による。及び翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画には、研究対象の調整の結果に基づいたデータ収集が含まれる。
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