2022 Fiscal Year Research-status Report
Establish a comprehensive prevention strategy for hospitalization-associated disability
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22K19669
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
百崎 良 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (70439800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛田 健太 三重大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (30860671)
堺 琴美 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 助教 (30907035)
堀 真輔 三重大学, 医学部附属病院, 言語聴覚士 (60897742)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 入院関連能力障害 / リハビリテーション / フレイル / 医療ビッグデータ / リアルワールドリサーチ / リアルワールドエビデンス / レジストリーデータベース / 費用対効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
急性期病院入院に伴うADL低下である「入院関連能力障害」は、虚弱高齢者の増加する本邦において対処すべき重要な課題であるが、認知度が低いため見過ごされやすく、その包括的予防戦略についてもこれまでほとんど検討がなされていない。 本研究では既存の医療ビッグデータベースを用いて、疾患ごとの入院関連能力障害発症割合を明らかにすること、入院関連能力障害発症のリスクファクターの同定、入院関連能力障害の発症がその後のアウトカムに与える影響の検討、を目的に研究を進めている。 我々は、COPD急性増悪患者において低体重がアウトカムの悪化に関連していること、肺炎患者やCOPD患者、脳外傷患者においてフレイルが入院関連能力障害発症に関連していること、フレイル肺炎患者において早期リハビリーションが入院関連能力障害発症を抑制することを報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
すでに既存の医療ビッグデータを入手し、順調にデータ解析、論文執筆を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで同様、既存の医療ビッグデータを活用し、入院関連能力障害に関するデータ解析、論文執筆を進めていく。特に、医療費や採血結果に関するデータも入手できたため、医療経済学的な解析を進めていく。また、入院関連能力障害に特化した新しいレジストリーデータベースの構築を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の影響により学会発表の機会が減ってしまい、旅費の使用が少なかったが、徐々に落ち着いてきているため、今後学会発表を増やしていく。
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