2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K19917
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
樋口 ゆり子 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (40402797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新津 葵一 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (40584785)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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Keywords | 細胞 / 集積回路 / クリック反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、①細胞の作製、②集積回路の作製、③細胞の固定法の確立、④細胞―集積回路結合体の機能評価、の4つを行う。本年度は①③を中心に行った。 発信および受信する細胞の構築:Wangらによって開発された光照射(460 nm)で転写が活性化される人工転写調節因子(Nat Methods 9, 266-269, 2012)を利用し、転写調節因子が結合するUAS配列の下流に蛍光タンパク質またはルシフェラーゼの発現配列を配したベクターを構築した。NFkB結合配列の下流に蛍光タンパク質の発現配列を配したベクターを作製した。後者のベクターをトランスフェクションした細胞に、LPSまたはTNFを添加すると蛍光タンパク質の発現が認められた。 細胞固定法の確立:ガラス基板上にNH2とDBCO-polyethylene glycol (PEG)-NHSを反応させ、NH2とNHSの結合によりDBCOをコーティングした。アジト糖を用いた代謝標識法により細胞膜にアジド基を表出させ、アジド基とDBCOの反応により集積回路上に細胞を固定できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
細胞側の準備が予定通りに進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、細胞の機能制御の確認と集積回路の作製を並行して、最終的に集積回路での細胞機能制御および細胞機能センシングを行う。
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Causes of Carryover |
当初、初年度から高額な集積回路の作製を行う予定であったが、先に細胞の準備に集中することにしたため。したがって、次年度に集積回路の作製を行う。
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Research Products
(2 results)