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2022 Fiscal Year Research-status Report

Development of a Support Model and Checklist for Student Non-Attendance who are Young Carers

Research Project

Project/Area Number 22K20200
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

岡安 朋子  東洋大学, 社会学部, 助教 (90961714)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
Keywordsヤングケアラー / 不登校 / 多職種連携 / スクールソーシャルワーカー / 支援モデル
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,小・中学生であるヤングケアラーの不登校の支援を目的とし,これまで学校やスクールソーシャルワーカー等が携わったヤングケアラー支援の成功事例を分析し,ケースの初期段階,中期段階,後期段階の3段階のステップに分け,各支援者が各段階でどのような関わりや役割を担っているのかを明らかにする。さらに,ヤングケアラーである児童生徒が学校復帰に至る支援モデルの構築および各段階における支援のチェックリストのリーフレット作成を行う。
具体的に,本研究で明らかにしようとすることは以下,2点である。1つ目は,ヤングケアラー支援の成功事例に関わった公立小・中学校に勤務する教員,スクールソーシャルワーカー等,合計20名以上を対象とするインタビュー調査を実施することである。ヤングケアラーの属性,実際に支援を行った期間,初期段階,中期段階,後期段階を尋ねる。録音データを基に,逐語記録を作成し,質的研究法で分析する。現段階では,インタビュー調査を行っており,逐語録の分析まで至っていない。
2つ目は,インタビュー調査の成果を基に,支援モデルを構築し,ヤングケアラー支援チェックリストを作成する。コーディネーターや養護教諭を含むヤングケアラー支援者である教員,スクールカウンセラー, スクールソーシャルワーカー,合計約10名にインタビュー調査で得られた支援モデルとチェックリストについて意見を求める。これについては,インタビュー調査の分析を終えて,今年度行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

インタビュー調査は現段階で15名終了している。機縁法にて研究協力者を募っており,実際にヤングケアラー支援に携わった経験のある専門家20名には至っていない。なお,今後インタビュー調査の研究協力者1名は確定しており,16名の調査協力を得ることができている。また,15名分のインタビュー調査については,文字起こしは終了しており,文字データとなっている。今後,引き続き,該当する児童生徒の支援を行った経験があり,インタビュー調査を依頼できる専門家を募り,インタビュー調査を行わせていただく予定である。

Strategy for Future Research Activity

逐語録に関しては,すべてのインタビューが終了してから分析を行う予定であった。しかしながら,前述したように,インタビュー調査の研究協力者20名に至っていない現状がある。そのため,今年度については,逐語録が完了しているインタビュー調査内容から,分析を始めていく予定である。また,新たな研究協力者のインタビュー調査を行いながら,文字起こしを進めていくとともに,完了した文字データの分析を進めていく。そして,インタビュー調査内容の分析が終わり次第,支援モデルとチェックリストを作成し,専門家への意見を求める会議を行うことを進めていく予定である。

Causes of Carryover

前述したように,昨年度目標としていた20名のインタビュー調査が終わっていない状況である。昨年度末,研究代表者が大学を異動したことで,一時的に研究を中断したことが要因としてあげられる。そのため,今年度,引き続きインタビュー調査および逐語録の文字起こしの費用がかかる予定である。また,支援モデルやチェックリストを開発するため,専門家会議を行う予定である。さらに,昨年度は,学会等での発表等を行うことができなかったため,今年度の成果により,学会発表等を行うことを予定している。

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Published: 2023-12-25  

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