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2023 Fiscal Year Annual Research Report

勝田守一の教育学構想における教育方法論の検討

Research Project

Project/Area Number 22K20295
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

松本 圭朗  近畿大学, 生物理工学部, 助教 (00967440)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
Keywords勝田守一 / 教育方法
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、勝田守一の教育学構想における教育方法論の解明を目的とするものである。本年度は、3つの作業をおこなった。
第1に、勝田の教科指導概念の検討をおこなった。これにより、勝田が教科指導において集団的な学習指導を求めていたことを明らかにした。なお、この内容については学会発表をおこなった。
第2に、従来の研究計画の一部を変更し、勝田の幼児教育論の検討をおこなった。これは、研究遂行過程で、勝田の教育方法論が学齢期だけではなく、それ以前の段階を含めて構想されていることが明らかとなったことから生じた作業課題である。この検討により、勝田が捉えた学齢期の「認識」概念の特徴が詳らかになった。また、幼児教育においても集団に着目していたことが明らかとなった。なお、この内容については、学会発表をおこなった。
第3に、こうした主たる研究に加え、勝田の教育学構想の背景を詳らかにするために必要な事項についての調査をおこなった。1つは、勝田の主著『能力と発達と学習』と、その元になった連載「教育学入門」とのテキスト異同の整理である。もう1つは、『世界教育学選集』(明治図書)への監修者(勝田・梅根悟)や協力者の関与の状況についての整理である。この2つの調査によって、戦後教育学を代表する勝田の教育学構想を解明する糸口を得ることができた。
以上の検討・調査によって、勝田の教育学構想における教育方法論が集団概念を中核としていることが明らかとなった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 勝田守一の幼児教育論に関する一考察2024

    • Author(s)
      松本圭朗
    • Organizer
      日本保育学会 第77回大会
  • [Presentation] 勝田守一の教科指導概念の史的展開に関する一考察2023

    • Author(s)
      松本圭朗
    • Organizer
      日本教育方法学会 第59回大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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