2022 Fiscal Year Research-status Report
CHAC1を介したスキルス胃癌発症メカニズムの解析と治療ターゲットの検索
Project/Area Number |
22K20755
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
和田 友里子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60963923)
|
Project Period (FY) |
2022-03-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 胃癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
海外留学による中断期間があったため、2022年度の研究期間は実質3ヶ月間であった。 スキルス胃癌患者検体を元に、症例数をさらに増やし、患者の臨床所見や予後データを用いて、CHAC1発現や関連分子の発現について病理組織学的検討を行った。 また、CHAC1過剰発現株等を用いたin vitroの系にて活性酸素種の蓄積や遺伝子変異誘導等の解析を開始し、さらに阻害因子の候補となる分子のスクリーニングを開始した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外留学による中断期間があったため、2022年度の研究期間は実質3ヶ月間となったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
CHAC1発現亢進に伴う誘導因子の解析を開始しており、発現変化を伴う遺伝子群のより詳細な解析を行う。 CHAC1発現亢進により誘導される因子の阻害分子を用いて、CHAC1過剰発現株等を用いたin vitroの系にて、活性酸素種の蓄積や遺伝子変異誘導等の変化を解析する。In vivoの系にて解析結果をさらに検討を行うことで、CHAC1分子の前癌病変から癌化までの組織学的位置付けをより明確にし、治療ターゲットとしてのポテンシャルの評価を行う。
|
Causes of Carryover |
海外留学に伴う中断期間が生じたため、2022年度の研究期間は実質3ヶ月であった。そのため、試薬等の研究遂行に必要な費用が比較的高額にな次世代シークエンシングやプロテオミクス等を用いた解析実験までは2022年度内に完了できなかった。 2023年度は上記実験を含め、より詳細な解析を進める計画である。
|